2017年04月06日

働き方改革を社内で成功させる5つのポイント(2/3)山口博さん

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政府を始め、各企業が取り組みを進めている「働き方改革」。企業内でこの「働き方改革」を成功させるには何が必要か。

前回の記事では、グローバルトレーニングトレーナーの山口博氏にインタビューを行い、そこで見えてきた「働き方改革」を成功させる5つのポイントのうち、その「ポイント1」として「多様性のある場で検討する」ということを紹介した。

前回の記事: 「働き方改革を社内で成功させる5つのポイント(1/3)」

今回の記事では、「ポイント2」、「ポイント3」を紹介する。

ポイント2:プロセスマッピングで自社に取り込むべき要素を抽出する

他社の事例をそのまま真似ようとしてもうまくいかないことは前回の記事でも指摘した通りだ。しかし、事例を参考にすること自体に意味がないということではない。山口氏は次のように語る。

「先進企業において成功した事例はベスト・プラクティスなどと呼ばれますが、これを単に漠然と取り入れようと考えてもうまくいきません。あるいは、そのすべてを実行しようとしても、これもうまくいきません。しかしベスト・プラクティスは自社の改革を考える上で大いに参考にするべきです。」

「私が実施しているプログラムでは、プロセスマッピングという手法を使っています。ベスト・プラクティスを学び、その上で、それを演習の中で参加者自身が各要素に分解していきます。そしてその要素の中で、自社あるいは自身として取り入れるべきものや取り入れることが可能なものを検討していきます。」

普段のビジネス・シーンの中でも、「この事例は素晴らしい!この企業の取り組みはすごい!」などと感じることがあるだろう。

しかし、それを漠然と「自社でやってみよう」と思うだけだったり、「自社には無理」とすぐに結論づけるのではなく、プロセスマッピングを通して分解し、導入できる要素を見極めていくことが必要ということだ。

ポイント3:ワールドカフェで問題解決の知恵を見つける

プロセスマッピングによって、取り入れるべき「働き方改革」の要素が決まったら、次にするべきことは、具体的にどのように実施するかということだ。

経営リソースの制限や外部環境、経営課題など様々な点を考慮して具体的な内容を決めていく必要があるが、その際に有効な方法として山口氏は、「ワールドカフェ」の実施を挙げている。

「ワールドカフェを実施することで、短い時間で凄いヒントやアイディアをたくさん得ることができます。」

「ワールドカフェでは、4人程度で1つのグループになり、問題解決のためのアイディア出しを行います。模造紙などに殴り書きしたり、絵として書き出したりします。他人の書いたものを見て、自分にはない意外な知恵があることに気づくはずです。そのようにして、書き出されたものを見て参考にできそうなものをどんどん取り入れていきます。」

「一定時間が過ぎたら、このグループの構成を入れ替えます。違う人たちとアイディア出しを行うと、また違ったアイディアが見つかります。このようにして、グループのメンバー入れ替えを行いながらワールドカフェは進んでいきます。」

さらには、前回の記事の「ポイント1」でも説明したように、様々な分野・部署の様々な立場の人が参加する多様性の高い場においてワールドカフェを実施すると、得られるアイディアも多岐にわたり実施効果もさらに高くなると山口氏は補足している。

(次回につづく)

次回記事:「働き方改革を社内で成功させる5つのポイント(3/3)」

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