2017年04月10日

働き方改革を社内で成功させる5つのポイント(3/3)山口博さん

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グローバルトレーニングトレーナーの山口博氏のインタビューを通して見えてきた「働き方改革」を企業内で成功させるポイント5つ。

これまでの2回の記事では、この5つのポイントのうち3つを紹介してきた。

第1回目記事:「働き方改革を社内で成功させる5つのポイント(1/3)」
第2回目記事:「働き方改革を社内で成功させる5つのポイント(2/3)」

それは、以下の通り。

ポイント1:多様性のある場で検討する
ポイント2:プロセスマッピングで自社に取り込むべき要素を抽出する
ポイント3:ワールドカフェで問題解決の知恵を見つける

今回の記事では、残り2つのポイントの「ポイント4」、「ポイント5」を紹介する。

ポイント4:アクションプラン・テンプレートで具体的な計画に落とし込む

プロセスマッピングやワールドカフェによって自社に必要な「働き方改革」の内容が具体的なった。次に必要なのは「形」にすることだ。

山口氏は研修の中で参加者にアクションプランのテンプレートを提供しているという。参加者はこのテンプレートに埋めていくことで、アクションプランが完成するという仕組みだ。

もちろん、ゼロから自身で実施計画書を作ることもできるだろう。しかし、実施計画書の書き方にはそれなりに積み上げられたノウハウがあり、全く新しいものを作るよりも、既にあるものを利用したものが効率的だろう。

アクションプランの書き方に時間をかけるより、その中身に注力することが最も重要だからだ。

ポイント5:分解スキル・反復型演習で社員を巻き込み社内展開する

そして、最後のポイントでかつ、最も重要なのが社内展開をどうするかということだ。

これまでの記事で紹介してきた1から4までのポイントによって、自社にとって有効でかつ実現可能な「働き方改革」のアクションプランを作り上げることができる。

しかし、この時点ではあくまで「計画」の域を出ていない。それをどのように社内において浸透させていくかが重要となる。

この点について山口氏は、組織を動かしてアクションプランを実行させるための「実践力」が必要だとしている。

山口氏の著書「チームを動かすファシリテーションのドリル」では、ファシリテーションを高める6大スキルを挙げて、それを30項目の「分解スキル・反復演習」として解説している。

山口氏は次のように語る。

「『働き方改革』に限らず、アクションプランを社内で実行するためには、それに関わる社員のモチベーションを高める形で巻き込んでいくことが必要です」

「トップダウンで指示をしても、社員が自律的に動くことは難しい。むしろ、質問による合意形成によって合意度を高めていくことが大事です。」

「そのために必要な手順・構成、プロセス進捗の管理があります。それらを『分解スキル・反復演習』を通じて体得することでアクションプランを社内で実行、浸透させるためのファシリテーションを行うことができます。」

社内にアクションプランを展開するのは、何も難しい理論や理屈があるということではないらしい。むしろ「実践力」を背景とした具体的な行動が必要であり、そのために『分解スキル・反復演習』でリーダーとして必要なファシリテーション力を身に着けることが必要だとしている。

まとめ

この3回の記事を通じて、「働き方改革」を自社内で成功させるためのポイントを5つ紹介してきた。

改めて、それを列挙すれば次の通り。

ポイント1:多様性のある場で検討する
ポイント2:プロセスマッピングで自社に取り込むべき要素を抽出する
ポイント3:ワールドカフェで問題解決の知恵を見つける
ポイント4:アクションプラン・テンプレートで具体的な計画に落とし込む
ポイント5:分解スキル・反復型演習で社員を巻き込み社内展開する

これらが、山口博氏へのインタビューを通じて見えてきた、「働き方改革」を自社内で成功させるポイントだ。

多様性のある場の中で、自社にとって有効で実行可能なアクションプランを作り、その上で、ファシリテーションを通じて社員を巻き込みながら社内展開する「実践力」を高めることが要諦だと言えそうだ。

(終わり)

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「働き方改革」アクションプラン 共創ワークショップ (7/7 御茶ノ水)


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