2017年05月01日

働き方改革、先進企業の成功事例を自社で成功させるフレームワーク

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働き方改革を社内で成功させるにはどうしたらいいだろうか?

ネットや書籍、セミナーなどで紹介されている手法や事例を参考にしようとしても、なかなかうまくいかないのではないだろうか。

そこで今回は、先日開催した「働き方改革」共創ワークショップの内容をもとに、働き方改革のフレームワークを考察する。

この回では「チームを動かすファシリテーションのドリル」の著者で、トヨタグループ・関連会社の役員・管理職研修をはじめ年間100社以上の企業に対して研修を行っているリブ・コンサルティングの山口博氏がファシリテーターとして登場した。

異業種・異分野の人たちと一緒に作り上げる「働き方改革」

今回のワークショップの特徴は「質の高い共創」。

様々な分野で活躍している人たちが集まり、互いに刺激し合う中でブレークスルーを引き起こそうとするのが狙いだ。

ワークショップ当日は、一般参加者に加えて、

「働き方改革」先進企業の担当者、
ビジネス経験の豊富な元経営者・元役員、
大企業でマネジメント経験のあるビジネス・パーソン、
様々な分野の専門家・コンサルタント、

さらには、

キリスト教会の牧師、
絵本プロデューサー
など

多種多様なフィールドで活躍している人たちがメンターという立場でワークショップに参加。

山口氏のファシリテーションによって、異業種・異分野の集まりが質の高い共創の空間に変えられていった。

以下に、順を追ってそのステップを紹介する。

ステップ1: まずは「働き方改革」先進企業から先進事例を学ぶ

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まず始めに「働き方改革」で先進的な取り組みをしている企業が具体的な成功事例についてプレゼンテーション。

今回は、エッセンス株式会社の吉水文哲氏(写真左)、株式会社あしたのチームの森良雅氏(写真中央)、ファシリテーターでもある山口博氏(写真右)がそれぞれ発表した。

参加者はこれらの先進的な取り組み事例を学び、その上で、ワークショップを体験することになる。

ステップ2: 先進事例で感じたこと・思ったことを書き留める

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先進事例のプレゼンテーションは、ただ見ていればいいのではない。

参加者のテーブルの上には、大量の付箋紙(ポストイット)が置いてあり、参加者はプレゼンテーションを見る中で、感じたことや思ったことをこの付箋紙に書き留める様に言われる。

自社で働き方改革を行う上で、
「これは使える」と思ったこと、
「この考えは面白い」と感じたこと、

特に決まりはなく、その瞬間に頭に浮かんだことを簡潔に付箋紙に書いていく。

思ったこと1つに対して、1つの付箋紙を使用する。

そうすると、プレゼンテーションが終わるころには、書き留めた付箋紙は何十枚にもなってしまう人もいた。

これが次のステップにおいて重要な役割を果たすことになる。

ステップ3: ベストプラクティスを洗い出すプロセスマッピング

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ここからがワークショップの主要部分。

まず行うのが、付箋紙を用意されたシートに貼っていくプロセスマッピングという作業だ。

まず山口氏がシートの見方を説明し、その上で参加者は、各付箋紙に書き留められた言葉が、シート上のどこに位置付けられるかを考えてながら貼っていく。

そうすると次第にシート上に、ベストプラクティスの洗い出された形が浮かび上がってくるという仕組みになっている。

これによって、自社における「働き方改革」の全体像をつかむことができるのだ。

ステップ4: ワールドカフェで具体的なアイディアを創出

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「働き方改革」の全体像が見えてきたら、次に行うのは、それを実現させるための具体策を考えることだ。

ここで、様々なアイディアを短時間で効率的に生み出すために、ワールドカフェという手法を用いる。

写真のようにテーブルの周りを参加者が取り囲み、そこに具体的なアイディアを書き出していく。

ある参加者が書いたアイディアを見た、別の参加者がそこにコメントを追加する。

または別の参加者が、あるアイディアとあるアイディアの関係性を示すように線を引く。

また別の参加者は、アイディア同士を線で囲み類似性を示す。

このように、模造紙に参加者がどんどん書き足すことで、それ自体が参加者に新しいアイディアを引き起す。

結果、短時間で大量のアイディアが生まれることになるのだ。

学び合い・教え合いで新しい価値が生まれる共創の場

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このワークショップの時間帯には、会場のいたるところで、学び合ったり、教え合ったりする場面をみることができた。

一般参加者が、プレゼン企業やメンターから教えてもらうだけでなく、一般参加者が教えるという逆の状況も多々あった。

多種多様な分野の人たちが互いに刺激し合うことで、思いもかけない気づきやアイディアの創出につながっていることを目の当たりにしたのである。

ステップ5: 全員でのレビューが「働き方改革」具体策の質を高める

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ワールドカフェでアイディア出しを行った後は、全員でそれをレビュー。創出された内容を改めて俯瞰することで、働き方改革の具体策の質を高めることにつながっている。

そして、最後は、山口氏もレビューを行って全体を総括した。

ステップ6: アクションプランのテンプレートをもとに計画を策定

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最後に各参加者はもとの席に戻ってアクションプランの作成に取り組む。

これまで行ってきた、プロセスマッピングやワールドカフェで創出された内容を社内で展開する計画に落とし込むのだ。

この時に、山口氏が用意したテンプレートを使用。

計画策定に必要な項目が設けられていて、参加者はそこにある各項目を埋めていくことで、計画が完成するという仕組みだ。

このテンプレートがあることで短時間での計画策定が実現できている。

まとめ

これまで見てきたように、共創ワークショップの開催内容を見ると、働き方改革を成功させるフレームワークがあることが分かる。

まず、先進的な事例を学び、その上で、プロセスマッピングやワールドカフェ、さらにはアクションプランのテンプレートによって、自社で展開可能な計画を作ることが可能だと言える。

そこで重要なのは、具体策を創出するために多様性のある共創の場を作ることである。

様々な分野で活躍するビジネス・パーソンが集まり、互いに刺激しあることで初めて有効な「働き方改革」を社内に展開することができるだろう。

(終わり)

山口博さんがファシリテーターとして登場!
先進企業の事例を直接学び、ビジネス経験豊富なメンター達と一緒に行うワークショップが開催されます。
この機会に是非、ご参加下さい。

「働き方改革」アクションプラン 共創ワークショップ(8/4 五反田)

「働き方改革」アクションプラン 共創ワークショップ (9/14 渋谷)


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