2017年08月29日

AI(人工知能)の時代に活躍できる人材(プライムコム 網野麻理さん)

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最近、何かと話題に上るAI(人工知能)。今後ますます普及し高度化していくAIは、「私達の生活をより豊かにしてくれるのでは」という期待感がある一方で、「私達から仕事を奪うのでは」と懸念する声も少なくない。

AIはキャリア・パスに立ちはだかる危機なのか、それともチャンスなのか。

企業向けに「おもてなし」のコンサルティングを行っているプライムコム代表の網野麻理氏にAI時代に活躍する人材像について話を聞いた。

存在感を増すAI

AIは、脳の神経ネットワーク構造を模倣した学問として1950年代頃から研究が始まったと言われる。その後、紆余曲折を経ながら発展。クラウドやビックデータなどIT関連技術の進展を背景とし、ここ数年でビジネスシーンにも登場するまでになった。

網野氏も自身のビジネスにおいてAIを意識することが増えたという。

「お客様の中でも特にコールセンターのような業界ではAIを業務で活用しているケースが増えています。それに関連して当社にもご相談が増えてきました。」

同氏は株式会社ジェーシービーにてVIP向けコンシェルジュとして活躍。延べ16万人以上の顧客対応の経験を経て独立、現在はプライムコムの代表取締役として様々な企業に「おもてなし」のコンサルティングを行っている。

そんなコミュニケーションの専門化である同氏にAIに関連した相談が増えているというのは一体どういう事なのか。

網野氏は次の様に語る。

「様々な業務でAI化が進んだことで、AIとヒトとの違いについて考える企業が増えてきました。『何をAIにやらせて、ヒトは何をするべきなのか』、そんなことを『おもてなし』の観点からコンサルティングして欲しいという相談がくるようになりました。」

AIが担う業務領域が拡大してきたことで、逆にヒトにしかできない領域に関心が集まっていることの様だ。そこには「ヒトの仕事が奪われてしまうのでは」という危機意識もあるのかもしれない。

AI時代のヒトの強み・自分の強みとは

ではAI時代の到来に向けて我々は何をすべきなのか。

これに対して網野氏は、「AIにはお客様のニーズをくみ取ったり、相手を思いやったり、配慮したりすることは不得意」とした上で、「AIの存在をむやみに恐れるのではなく、それぞれの業界毎や企業毎または一人ひとりがAI時代でのヒトまたは自分の強みを改めて見つめ直す必要があります」と語った。

AIが社会に与えるインパクトは小さくない。今後、様々な分野でパラダイムシフトが起きる可能性がある。そのような状況下で活躍する人材とはどのような人か。

もしかすると、これまで考えてきたキャリア・パスとAI社会でのキャリア・パスは全く違ったものになるかも知れない。

そのような意味からも一度、ヒトの強み、自分の強みを再定義してみる必要がありそうだ。

AI時代に必要とされるスキルとは

また、AI時代に向けてヒトはどんなスキルを磨けばいいのか。

網野氏は、「具体的な内容は企業毎、個人毎に異なる」としつつも、「想像力を豊かにすることは磨くべき重要なスキルの1つです」と語る。

「例えば、1つの写真を見た時の捉え方は様々あります。喜びと感じる人。哀愁と捉える人。様々です。1つの物事に対して、どれだけ見方を変えられるか。そのようなスキルを伸ばすことはAI時代にはますます重要になると思います。」

上司や同僚、顧客や取引先など様々なコミュニケーションの相手が、どのように物事を感じているのか、捉えているのかを想像し、その上で相手のことを配慮した対話ができるような「おもてなし」が重要性を増してくるという事の様だ。

いずれにせよ、AI時代の本格的な到来に向けて、改めて自分の強みを見つめ直し、これから伸ばしていくべきスキルを明確にしていくことが必要となってくるだろう。
(終わり)

網野麻理さんがファシリテーターとして登場!
AIと共存して活躍できる人材像を明らかにして、そのために必要なスキルや資質を共創するワークショップです。
この機会に是非、ご参加下さい。

「AI時代に活躍できる人材」共創ワークショップ(9/8 田町)


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